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こんにちは。 曽谷です。 まずはじめに、、、 せっかく貴重なコメントを頂いておりました事に気付けず、、、 夏休み期間全くブログに触れられなかったので無視している形になってしまいました。。。 大変申し訳ございませんでした。。。 実現に向けてグラウンド確保頑張りますので引き続き谷ブログどうぞ宜しくお願いいたします。。。 さて今日は、【前に進む力】という事で書いていきます。 横浜GSFCでは、攻守において【優先順位】をメインに指導をしております。 私生活でもそうですね。 今やるべき優先順位はなにか? 全てにおいてそれを考える事が必要になっていると感じているので。 日本では、ポゼッションという言葉が流行っていると思いますが、海外から見ればそれはもう何年か前の話で。 島国だからという理由はこの情報化社会では通用しない程、『遅れている』と感じざるを得ない状況で。 スペインのように、元々ずっとそこに向かって、国として取り組んでいるならそれは国の強みとして確立されていくので問題はないでしょう。 日本では今ポゼッションという言葉が至るところで活用されていて、抽象的な『下げる』『やめる』というプレーが出来る選手が評価され、前にガンガン進む選手はあまり評価されない印象を受けます。 抽象的な言い方でしかありませんが、下げる・やめる・止まる、が必要無い訳ではなくて、何も考えずガンガン前に進むだけの選手がもっと評価されるべきだ、という話でもない事は分かって頂きたいです。 何が言いたいかというのは、まず。 『進める時は前に進もう』っていう話で、進めなさそうな状況では『無理やり進むのはやめたらいい』っていうのが大きく言うと伝えたい事。 じゃあ進める時って? ・フリーで前を向いている ・ボールが来た時にフリー ・前にボールを呼び込んでいる選手がいる 他にもありますが3つ上げるとしたらこのくらい。 一つ目の、【フリーで前を向いている】状況なのに、横パス、バックパスをするのはあまり意味が無い、というか観ていてその選手が面白く感じられない。 フリーであれば出来るだけ前に進んで、その後で下げるなり、逃げるなりするなら分かりますが、自分がフリーなら、周りの選手はよりフリーじゃない訳で、ましてや下げてしまえばせっかくゴールに近づいたのに、進んだ分がなくなってしまうデメリットの方が大きい。 二つ目の、【ボールが来た時にフリー】な状況は、後ろ向きでボールを受けたり、浮き球など、周囲全体が観れていないけど実はフリーな時。 ここは特に日本人選手は教わっていないと感じるのが、ずっと言っている『クリア問題』ですね。 ロングボールが多用される高校サッカーやJリーグの試合が無くならないのはここかなと。 だって大きくロングボールを蹴れば、フリーなのにただ跳ね返すだけで自分達のスローインになったり、跳ね返したセカンドボールを拾って相手陣地で簡単に攻撃が始められる訳ですから、そりゃ使用しますよね。。。 皆さんがサッカーやっている時に、『クリアは大きく遠くへ!』って教わりませんでしたか? それが今も染みついてるのが現状で、そこに対して疑問を呈している人が極端に少ない。 また、海外の試合ではなぜそれが起きないのか? 『クリアは大きく』って言葉がまずもう今はないと感じています。 昔はあったかもしれませんが、よく観て欲しいのが、海外の試合でDFラインがフリーな状況で大きくクリアしているシーンがあるかどうか? 競り合いになったらそれは相手もいるので多少難しくなっていると思いますが、『セカンドボール』という言葉も海外にはないのかなと感じるほど、競り合いがちゃんと味方へ飛んでいるのです。 ヘディングを習う時に、『どこに当てればいいか?』は教わっていたと思いますが、『どうしたら狙った所へヘディングできるか?』を教わった事がありますか? シンプルに二人組で当てる所を意識してヘディングさせていませんか? 大きく遠くへ飛ばす方法を言語化されてちゃんと教わってきましたか? そして一番足りないのは、『浮き球』を繋ぐ力。 高校サッカー、私も経験してきましたが、ジャンプヘッドが強いCBが重宝されてました。 前からプレスに行って、ロングボール蹴らせて、CBがバチコーンと跳ね返す(つえーと評価される)が、結局跳ね返した先で相手が拾う。 これってCBがせっかくヘディング強くてもチームの為になっていなくないですか? この前者のように、ヘディング絶対勝ってくれるけど全て相手にボールが飛んでしまうCBと、ヘディングは全く勝てないけど、相手が競った先で必ず回収して繋いでくれるCBと、どちらがよりチームの為に成っていますか? でもきっとこれって気付けないんですよね。 まず前者が必ず評価を受けるのは、個人として勝っているから、周りに対して『セカンドボール拾えよ!』となるから。 後者はまず『競れよ!!』って怒られるところから始まり、必ずマイボールにしてもそこに対する評価基準を持っている人はいないから結局『ボールが来た時にフリー』なのに前に進めず相手に渡してしまう。 海外の指導者が高校サッカー決勝をみてなんでこんなに人が集まるか不思議でしょうがないという話は有名ですが、悪くとらえれば、『こんなにサッカーのレベルが低いのになぜ?』って事ですよね。 Jリーガーを観てもDFでそれをやっているのは海外の選手しか見ませんし、解説の人でさえ『ヘディングのクリアを狙ってパスにしてますよ、、、すごいですね。。。』なんて言っているのを聞くと、まだそこなんだろうなと感じます。 三つ目の『前でボールを呼び込んでいる選手がいる時』っていうのは、明らかに相手が揃っていて、しかも多い中で走り出すFWや、狭い密集地で手を出してほしがっている選手がいるのであれば、それは前に進めばいいと思う。 その先でミスが起きた時に、初めてその受けた側の選手が学ぶ事がある訳で、そこで下げられちゃったら今の動きやイメージが良かったのかさえも分からないまま試合が終わってしまう。 上のレベルに行って、100%のプレーだけでゴールまで持って行ける状況なんて絶対ない中で、20%、10%のひらめきがゴールを生むからワクワクするし面白いんじゃないのかな?って思う試合がやっぱり増えた気がする。 育成年代からそうやってミスの少ない選択を続けて身に付いてしまっているから、大人になった時にチャレンジ出来ない選手が多くて、ミスしないようにミスしないようにプレーして、個性が全く見えない選手が多くなっている。 最近見たジュニアユースの高円宮杯でも、チームの色ってすごくあるから、このチームはこういう感じだよなーって観てるけど、選手で記憶に残る選手が全くいない。 上に行けば良く程、組織化されて、チームとしてはすごく上手くいっているんだけど、果たしてこれがその先で独り立ちした時にちゃんと評価してもらえるのかな?ってとても心配になる。 判断して上手にポゼッションしているようで、すごくシステムチックで、『こうなったらこう』みたいなパターン化が表現出来る選手だけが試合に出ている感じ。 蹴っ飛ばして走って拾ってまた走ってのチームでは、足の遅い選手は一向に出場機会がないんだろうなと感じるし。 『前に進む力』これはどこに行ったって求められるスキルで、結局点が獲れる選手が残っていくし評価を受けるんです。 その為に、前に進む力をつけないといけないんです。 ただノリで前に進むのを『良いよ!』というのではなく、優先順位を感じながら、自分が『行ける』と思ったら前に進んでみる。 それがダメだったとき、判断を変えなければいけない。 同じことを2回も3回もしていて『良いよ!』と言っているだけでも選手は育たない。 選手が何を考えていて、何が見えていて、何を選択して、そうなったのか? 逆に言えば、何も考えていない、他に何も見えていない、選択肢がない、ならそれは指摘していかなければいけないという事。 間違えちゃいけないのは、その選手の『個性(考え)をただ否定しない』こと。 ちゃんと相手の話を聞いて、指摘する事、導いていく事、それが指導者だと思っています。 色んな子がいて、いろんなアイデアで溢れていますからね。 偏った押し付けがましい指導者のもとは早く離れた方が良いでしょうと神奈川県内は特にそう感じます。。。 #
by yokohamagsfc
| 2022-09-16 12:27
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こんにちは。 曽谷です。 日が経つのは本当に早い。 体感としては感じないものの、数えてみると「あれ?もうこんなに経つのか。。。」という事が多いですね。 今回は久しぶりに自論をぶつけていこうかと思っております。 成長について。 育成年代を預かっている身として常に考えて勉強して、様々な角度からの成長の原理を探っている現状ですが、改めて成長において大切だと感じるモノや、自分が感じている事を書いて行こうかと思います。 まずは何度も出てきている『成長』とは何か?が重要ですよね。 指導の仕方が違うのも、人それぞれの成長基準があるからだと思っています。 サッカーにおいて、成長したと感じられるモノ・プレーってなんでしょうか? 意外とここって育成年代とプロ選手の価値観が違うと思っていて。 それが良い悪いではなく。 プロに成ればなるほど、『ゴールに関われる』事が成長に繋がっていくと思うんですね。 結果を出したいし、評価されたいし、一番分かりやすいし。 じゃあ育成年代ではそれをどう受け取られるか? 遠くからボカーンと蹴ってシュートが入る場合、一人でたくさん点を獲ってしまう場合、『もっとドリブルで近づいてから!』『たまたま入っただけ』『パスも使って!』など、点を獲れる選手に対して、なぜかみんな『シュート』の判断を奪おうとしている印象がある。 『守りたい選手』 『点を獲りたい選手』 『ボールを触りたい選手』 育成年代ではこの3つに大きく分かれる中で派生がある。 守りたい選手はずっと後ろで待っていたり、ボールを獲る事で喜びを表現したり、GKをやりたがったり。 点を獲りたい選手は、前でずっと待っていたり、パスを要求したり、何点獲ったか?を気にしている。 ボールを触りたい選手は、とにかく動き回って攻守に現れドリブルが多め、でも獲られても取り返しに行くし、前にどんどん進んで行く意志があるから印象は悪くない。 この中で、育成年代で一番望まれるのは3番目の『ボールを触りたい選手』かなと感じる。 印象として他の二つは、何もしていない時間があるように感じる、事が原因かなと思うが、プロのサッカーにおいて、全部に対して走り回っている選手を見たことがあるのか?もしくは、他の2つのような選手はいないのか? 答えはノーだと思う。 でもやっぱり育成=成長と考えると、『いかにボールに触れているか?』が気になってしまい、『もっとボールに関われ!』『もっと攻撃も守備も走らないと!!』という気持ちになる。 これはもうどこのジュニア年代の指導者や保護者の声掛けを聞いていても感じるので、むしろ当たり前のようになっているのかもしれないが、これが後にどんな選手を生み出すのか?あまり気付けていないのが現状だと思う。 その先で必ず生まれるのは、『献身的な選手』なんですね。 これが一概に悪い訳じゃなくて、日本人選手が海外に出て一番評価されるポイントでもあって、『監督の指示通りプレーしてくれる』『チームの為に走り回ってくれる』など、良い選手の基準としては欠かせないポイントには感じますよね。 でも実際、大人になって言われる事は同じで、『言われた事しか出来ない』『アイデアが足りない』『頑張っているだけ』など、献身的とは良いように聞こえるが、実際プレーを観ていると同じ事しか出来ず小さくまとまっているように感じる。 小学生の頃に輝いていた選手達が、大人になるにつれてどんどん遊べなくなり、型にはまっていく。 彼等一人一人の内にある才能やアイデアを失わない中で、出来る事を増やす。 それが成長だと私は思っているが、型にはめて、大人が感じる思考通りプレー出来る様になった事を成長と呼んでしまう指導者も正直多いように感じる。 だからこそ、その感覚がより優れている『元Jリーガーコーチ』や『元プロサッカー選手コーチ』に惹かれる大人が多いのかもしれない。 元プロの選手、プロで闘っている選手、そういった指導者も観てきた中で感じるのは、より『勝つ為の手段を知っている』のは間違いないかなと感じますが、だからこそ個性が失われていく言動や発言も耳にしています。 肩書や、実績はもちろん大事だと思いますし、どこを目指すのか?によって移籍という選択肢を持つ事も大事だと思っていますが、まずはちゃんとその指導を受けて話を聞いて、何を成長として考えているのか?が一番大事かなと私は感じています。 どんな指導をしていても、『試合に出る事』が一番の成長に繋がる事は間違いないのでそこはまず大事。 試合相手・チーム内、でのレベルが低い高い、も少なからず重要にはなってきますが、どこでその選手が評価されるのか?開花するのか?は分かりません。 J下部組織に引き抜かれた子が3年後に昇格出来ずに、他からまたセレクションをやって人を集め、その3年後にまた昇格できない子がいて他から良い子を集める。 なんでそんな事が起きるのか? 育成力が無いのかもしれないし、勝つ為に試合に出していない選手達が伸びていないのかもしれないし、本当にそれ以上の子がいたから引き抜いたのかもしれないけど、幼い頃から良い選手だけがそのまま上に昇格していない現状があるんだから、どこに所属するか以上に、試合に出る事がいかに重要であるかは明白。 良い選手達だけが集まって3年間練習していたって昇格出来ない選手がいるっていう現状は、見逃されがちで、どこのJ下部組織を観ても、ジュニアの段階でまず引き抜いたメンバーから育成が始まり、ジュニアユースでふるいにかけ、ユース年代でさらに選りすぐって集めたメンバーで3年間過ごしても、トレセンにも受からず、県立高校で過ごした伊東選手が日本代表を牽引している訳ですから、型にはまらず、自分の特徴を伸ばしてくれる環境って本当に大事なんだと思う。 全てがそれではないし、本当に良い環境もあるだろうし、何かを特定して批判したい訳じゃなくて、子供の可能性を摘むような、子供の個性を殺すような指導者はたくさんいますから、本当にそういうチームにだけは選手を送って欲しくないし、そういうチームは根絶しなければいけないと正直思っております。 そんなに人は変われないですからね。 「改善します、、、」なんてほとんど出来ていませんから。 ちょっと愚痴っぽくなりましたが、子供を預かる身として?人として?尊敬できない言動をする指導者はたっくさんいますからね。 私もそうならないように戒めて書き記しておきます。。。 #
by yokohamagsfc
| 2022-09-07 11:15
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こんにちは、曽谷です。 昨日は、結構楽しみにしていた日本代表戦が行われましたね。 結果は日本6-0香港、まあーーー素晴らしいゴールのオンパレード。 しかし、そこまで目にも心にも盛り上がりはない。。。 レベル差があり過ぎたのだろうかと思います。 開始直後のFKはもちろん素晴らしいゴールでしたが、そんなにコース良くないよね?GK190越えてるよね?という疑惑から始まり、4点目のミドルシュートは見えない所から飛んできたとはいえ、とはいえ。。。 暑さもあってコンディションが悪かったのか?それはきっと日本人選手も同じで、何名かの選手は身体が重そうでしたし関係ないだろう。 シンプルに守備が緩く感じた。それが盛り上がりに欠けた部分だろうかと。 人と人との接触があまりに少ない。 足だけ出して抜かれるシーン、ちょっとひっかかって転がるシーン、すぐに鳴る笛。 『獲りに行ってるけど触れない』ならまだ分かる。が、そうでもない。 前半なんかは日本がひたすらボールを保持しているのを見ているだけ、人はいるけど寄せないから良いシュートを打たれて失点。 それでも、何を楽しみにしていたか?といわれれば、見た事の無い選手達、Jで活躍する選手達がどんな選手なのか?というところ。 マリノスのチマ選手は『らしさ』全開で終始プレーしていましたが、まだA代表には早いかなという印象。 でも4年後は担って良そうな雰囲気はありますよね。 その他は存在感のある選手は何名かいましたが、香港戦での見極めは難しいかもしれませんね。 後半から続々と投入された交代選手は、淡々とプレーしている印象が強く、競争でありアピールの場であるという雰囲気が感じられず、期待していただけにショックが強かった。 でもやっぱり、1vs1をプレーする選手が多いんだな日本は、と改めて思う事が出来て、献身性・犠牲心みたいなものが日本の良さであると思ってはおりましたが、サッカーにおいてのソレが全く効果的に行われていない現状を感じました。 日本は『1人で頑張る』事がソレであるように感じて、チームスポーツという枠の中では、大事な部分の一つではあるけど、一つでしかなくて、でも、それだけになっている印象をいつも受けています。 次回の中国戦が楽しみですね。 さて、本題はここから。。。 前置き長すぎ。。。 今回は『運ぶ』をテーマに話をしていきます。 ビルドアップについて今取り組んでいる学年が多い事もあって、自論を書いていこうかと。 まず第一に、『運ぶ』という意味について聞かれた時に何を思い浮かべますか? 簡単に言うと、サッカー以外で急に、『これ運んで?』と言われた時になんて返しますか? 私であれば『どこに?』になるかと思います。 運ぶ→には目的地があって、握る・持つとは違う意味になります。 サッカーでも、ボールを運んで!とか、ボールを握って!とか、ボールを持とう!という声掛けがありますが、それぞれに意味がって、それぞれに違った解釈を付けなければ判断が成り立たなくなります。 物を運ぶ時に、意識する事は?→『安全に』ではないでしょうか? ボールを運ぶとは? ”安全に目的地であるゴールにボールを持っていく” 事ではないかと私は解釈しています。 ここからは専門的な話かもしれませんが、ボールを運ぶ時に、大切な事は『スピードを上げない』事と、『相手に向かって行かない』事だと思っています。 物を運ぶ時に、スピードを上げればリスクが上がるし、障害物がそれを避けていくのが普通だと思います。 だから、運ぶ時にしてはいけない行為としては、『相手のいる方にスピードを上げない』事くらいかと思います。 『仕掛ける』というのは、相手に対して行う行為ですので、運びではありません。 なので、運んで~と言っているのに、相手にいる方に交わすようなプレー、相手のいる方にプレーする行為は運びではありません。 ですが、運びには目的があって、ゴールに向かう事を忘れていはいけません。 より安全に運ぶ方法は選手によって感覚が違いますし、プレーの仕方も違いますのでそこは指導者の見極めが必要です。 特に注意して見なければいけないのは、ボールを持っている選手が、ドリブルで相手を置いていく運びをしたとき。 相手のいる方に交わしに行くのではなく、相手が来ていても、ゴールに近づく為、相手のいない方に運んで前に進むプレーをしたとき。 ここのリスクをどこまで選手に伝えられるかが重要かと思います。 相手が来て、すぐに下げてしまう、横パスを出してしまうのはもちろんセーフティーであり、安全、かのように感じますが、『進めるのに進まない』のは余計なリスクになりますのでご注意を。 現場で観て感じる事がやはり一番大事な事ではあるので一概にそれが正しいと断言することは難しいのですが、基本的な仕組みの話を書いてみました。 ビルドアップについてはまた詳しく書いて行こうかと。。。 #
by yokohamagsfc
| 2022-07-20 13:09
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こんにちは。 曽谷です。 暑い日が続いていますね。 最近、気付けば毎朝栄養ドリンクを飲んでいるような気がします。。。 もちろんオールウェイズ元気です。 今日は、テレビで拝見した、”チームラボ”の代表、猪子さんの話を聞いて感じた事を書いて行こうかと。 アートという媒体を通して独自の世界観を伝え続けた方ですが、話を聞きながら、サッカーにも通ずるものがあるなとメモを取っていました。 【認識する】という話が出て、『見えていないかったモノが見えるようになる』には、”認識する”という事が必要で、猪子さんの話では『雨』についてその話をしてくれていましたが、それを聞きながら、「確かにな」と思って、同時にサッカーにおいてもこの”認識する”という事の重要性を改めて考えさせられました。 見えていなかった、とはどういうことか? たとえば、道に咲いている花があるとする。 そこには間違いなくその花は有る。有り続けていた。 が、そこに花がある事を認識せずに毎日歩いていれば、「そんな花あったっけ?」となる。 ”見る”とはとても抽象的で、見えているものが全て見えている訳ではなくて、視界に入っている中で、自分が認識したものだけがちゃんと見えているモノになる。 アートとして、それを示し残す事によって、今まで見えていなかったモノが周知されて、存在意義を持って名前を持ち、新たな創造や発送がリアルになってまた自分の中の新たな発見に繋がっていく。 サッカーにおいても、認識する事と、見る事、はやっぱり違くて。 「もっと周りを見て!」 とはよく言われますが、一体何を見れば良いのか? 本当は意味が違くて、「もっと周りの状況を認識して!」の方が正しいのかもしれない。 一度首を振って、「相手が来ているかどうか?」「どこに味方がいるか?」を見る事は大切ですが、それを見るだけで終わってしまうのか?その状況を”認識して”次に何をするべきか判断していくのか?この違いはサッカーにおいて大きな差となる。 選手に、「今見た?」と聞く事は必要であるし、そこで「何を見たか?」も聞く事は必要で、さらにいえば、「それで何を感じたか?」つまり何を認識して、どうしようと思ったか?までが大切な事だということ。 視界には入っていても、相手も、味方も、ゴールも、認識していなければ見えていないのと同じで、それはつまり自分の創造性において、判断基準が少なくなる事に繋がるから、自分のプレーにクオリティが乏しくなる原因になる。 そんな事をテレビを観ながら思って、最後に猪子さんが、周りからの評価が伴わなくても、『自分にとって意味のある事』だったから続けられたし、結果がどうなろうと自分にとってプラスに成る事だったから失敗してもそれはそれで良かったと思っていたという話。 色んな考え方があるから、『誰かの為に』『誰かに求められている事を』という想いで行動を続ける事もとても大事だと思う。 逆に、猪子さんのように、自分にとってやりがいのある事、意味の有る事を続ける事によって、それが先で誰かの為に成るような取り組み方も、また一つの手かなと感じましたね。 どちらが良い悪いとかじゃなくて、何が正解で不正解かではなくて、ちゃんと目的を持って、それを認識しながら行動していく事が重要なんだなと、そんな事を感じた夜もありましたね。 #
by yokohamagsfc
| 2022-07-07 13:12
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こんにちは。 曽谷です。 子供の成長は早い。 と、誰しもが思った事があるかと。 何もなかった場所に、『〇〇が建てられます』と看板が立てられた。 0だったものが1になる瞬間は誰にだって気付きやすい。 その建物が造り上げれていって、途中経過の違いを感じるのは、30%が31%になっていても気付きにくく、40%になっていれば気付くかもしれないが、子供の成長とは0から1の部分を観ている事が多いから、何事も成長を感じやすいと考えている。 ではその、途中経過の部分で、30が早く40になるようにするにはどうしたら良いのか? ここがまた子供と大人の違いが現れる部分だと感じている。 「これなーに?」 子供は知らないモノをすぐ聞いて来る。 それに対して大人は、「これは〇〇だよー」と教えてあげる。 さらに知っている分野であれば、そのうんちく込みで答える事も多いから、子供が0から1になるモノが0から一気に10までいけたりもする。 それに対して子供はさらに聞く。 「じゃあ〇〇は△△なのー?」 大人はそれに対して同じように対応する。 その時点でまた10が15になって身についていく。 知識として0だったモノが、既に50知っている大人から最初に50を教えてもらった場合、子供のスタートは0からではなく50からスタートする事になる。 それが進化を早めていると思うし、新しい世代のスタンダードレベルが上がっている要因だと思っている。 じゃあ大人はどうか? 分からない事があった時、分かる先輩、分かる人、その人にすぐ聞いて、自分をすぐにバージョンアップ出来ているでしょうか? きっと大人は恥ずかしさだったり、プライドだったり、逃げ方を知っているから、成長するチャンスをごまかして自分なりの成長を試みるだろう。 大人である30の自分が、分からない残り70について知りたい時、40知っている人に分からない事を教えてもらえばすぐに40まで上がる可能性があるのに聞けなくて、自分なりに頑張ってみて1年後に34まで成長する事が出来た。 これを大人は努力と呼ぶ。 それはそうだと思う。 自分なりに頑張って学んで得た知識だ、努力と言って悪い事は無いし、間違っている事もないだろう。 でもその努力と引き換えに、有限である大切な【時間】というモノを失っていませんか? 知らない事を知っている人に聞いて、ただその答えを聞いて知った風になった40に成れば良いというわけではなく。 分からない事を「これなーに?」ってちゃんと相手から話を聞いて、その場でうんちく込みで学んでしまった方が随分と早く成長できるのでは? 中学生を教えていても、小学生を教えていても、分からない事を聞いて来る選手は伸びるのが早い。 分からない事を分からないまま聞けずに独学で学んだり、自分はまだ20の知識でしかないのに50だと思いこんでいて、50の知識の人の話を知っているからと話を聞かないでいる選手は本当に伸び悩んでいる。 なぜか? 知識は積み重ねで合って順序があるから。 知識の1と100を知っていれば、間の事を知らなくても理解できる事なんて無いからである。 知った風には言えるかもしれない。 2~99を知らなくても、100を知っていれば、「みんなが知らないこと知っている」という幻影を見せる事は出来るかもしれない。 けどそれが自分の糧に成る事はない。 積み重なっていないから。 有吉さんが言っていた言葉で好きな言葉があります。 『知らない事を偉そうに言うなよ?』 知らない事を偉そうにごまかしてしまう大人を多く感じます。 選手から聞かれた質問に『うるせえよ』『だまってろ』『いいからやれよ』って返してませんか? 分からない事は分からないで良いと思う。 大人より今の子供はアップデートされているはずなんだから。 むしろ子供から学ぶ事の方が多い事もある。 それなのに、アップデートされていない大人の言う通りに生きていたら、子供はどんどん知識がこぼれていく。 知らない事はたくさんある。 大人だって子供だって。 大人が知ってることは子供に教えてあげているんだから、大人が知らない事は子供に聞けばいい。知っている大人に聞けばいい。 大人と子供の成長の違いはここにあって。 さらに子供が大人になってくる12歳~18歳の教員や指導者は高圧的な態度が多く、より子どもが聞いても答えてくれない事が多く『自分で考えろ』と、だんだんとその子供が大人になる過程で『分からない事を質問出来ない大人』に形成されていく。 自分で考えて答えを出す能力は大事なんだけど、知らない事はどうやったって答えられないって事を勘違いして指導している事が多い。 分からないから聞いているし、困っているから聞いている。 でもこの子なら答えを知っている。 ならば「自分で答えを見つけられるよ?」って伝えてあげれば良い。 分からない子には教えてあげるのが大人の役目であり、それが使命だと思っています。 もっともっと知らない事を知りたいと思う。 それはもっともっと携わっている子供達に還元したいから。 子供に負けないように日々アップデートしないと。 子供が自分の話に耳を傾け無くなったら終わりです。 もっともっと貪欲に、ばぶーのあかちゃんからだって学べるものがある。かも。。。 #
by yokohamagsfc
| 2022-06-17 18:16
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