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横浜GSFCスタッフブログ


横浜GSFCというチームを皆さんに知って欲しいという想いを一番に、チーム情報からくだらない話までたくさんの情報を伝えていきたいと思います!!
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海外サッカーの講義を受けて(ドイツ・バルサ)。

おはようございます!
曽谷です!!

火曜日は雷すごかったですね~
逗子で海に入っていたので死ぬかと思いました!!!!!!




そんな今日は先週末の日・月とカモメパークの方で行われた講習会のお話を。



まずは日曜日。
テーマは『守備』
講師:坂本 健二氏

主にドイツサッカーに携わってきた方なので、ドイツの守備という興味深い内容だったので行ってきました。

17:30~19:00講義
19:15~21:00実技

自己紹介から始まり、ドイツサッカーの話しと宣伝がちらほら。
講義を聞いている感じでは、日本の守備と全く違うので実感というか、本当にこれやってるの?という感覚。
そして実技に入り、いざ自分で体感してみて、違い過ぎる守備の仕方に全くはまらず、騙されたと思ってやってみて欲しいという事を言われましたが、本当にそんな感覚でなければ教えようとは思わない守備の仕方でした。

でも講師の言う言葉の一つ一つはとても考えさせられるものがあって、日本の守備は『ゴールを守る』、ドイツの守備は『ボールを奪う』という部分であったり、日本では『チャレンジ&カバー』だけど、ドイツでは『チャレンジ&アタック』なんだよ。と言うはなしなど、考え方の違いに面白みを感じました。

ドイツの守備では『数的優位で奪う』というのが主流らしく、その話の最後に言っていた『数的優位で奪うと数的優位から攻撃が始まる』という発言にはビビっときましたね。

練習も『奪う』で完結することなく、『奪って→攻める』までのメニューの中で『→』の部分をとても大切にしていました。『攻守』が変わる『切り替え』の部分ですね。


講習会が終わり最後に質問の時間。

とても面白かったのが、『日本のU-15とドイツのU-15の違いはどんなところですか?』の質問に対してのアンサー。

その人自体は日本のU-15をあまり見ていないのでサッカーの内容的な部分はあまり比べれないと言っていたのですが、『日本のサッカーはスポーツではなく体育』という答えに、自分も見直さなければいけないなと感じました。

日本のサッカーは、相手の弱い所につけ込むことを『ずるい』と言い、『良くない事』だと教えてしまうと。
海外ではもしフィールドの中に1人でもスキがある選手だったり、ミスマッチが起こればそこを徹底的に狙って勝ちに行くと。

それがスポーツの『ずる賢さ』という勝つための知恵であり戦術眼になるのに、日本ではスポーツにおいても『教育』であり『体育』であるから、傷口に塩を塗るようなプレーは褒められず、そういう強さが育たないと。


たしかにな~
と同時に、分かってはいるけど、日本全体の仕組みが変わらないと難しいのかな?と思ったり。。。


そんな日曜日でした。





そして月曜日は
現FC・バルセロナU-15監督である、カルラス・マルティネス・ノヴェル氏の講義を。

テーマは『ポゼッション(保持→前進→フィニッシュ)』でした。

最近バルセロナのサッカーを一番見ているので、中学生年代含め、どんな事を伝えているのかとても楽しみにしながら講習会に参加しました。


前日と同じ流れで講義を聞いて、この日は中学生に対しての指導実践を外から見学するという流れでした。


講義は正直、高校時代のコーチにバルサの話をたくさんしてもらっていたので、まさにその通り。という印象でした。
ただこれは面白いなと思ったのは、『4つの優位性』のお話。

スペイン語?で書かれていたので通訳の方が言っていた表現になりますが、バルサでは4つの優位性を意識していると。

一つ目が『ポジション的優位性』
正しいポジションに立っていれば、それだけで相手にとって優位な状況からスタートできると。

二つ目が『マッチアップしている相手との差(優劣)の優位性』
各ポジションで、明らかにマッチアップしている相手とのレベルの差があれば、そこを使えば必ず優位にたてると。

三つ目が『数的優位性』
ある一部分をくり貫いて考え、数的優位の状況を作れ(イメージ出来)れば簡単に優位に立てると。

そして四つ目。
これが一番考えた事のない発想でしたが、『二人の関係の優位性』というもの。

WCCFというゲームセンターにおいてある、サッカーのアーケードゲームで見たことある『黄金連携』みたいなイメージです。

同じサイド、近い距離など、選手二人の連携が素晴らしいペアが出来ていれば、数的に同数でも優位にたてると。


面白いな~と。
勉強しに行ったわけですが、やっぱり自分が知らない事を知れるってとても面白いしワクワクしますよね。



二日間講義を受けて、日本のサッカーは『考えさせ判断させる』。海外のサッカーは『選択肢を与え自分で選ぶ』という似ているようで全く違う教え方に衝撃を受けました。

練習も最初から何パターンかの答えを伝えてからその練習が始まり、その中で自分で選ぶという『判断』というより『選択』。
サッカーに答えは無いと思いますが、起こりうる可能性の高い状況を切り取り、勝率の高い選択肢を伝え続けるという練習を幼いころからずっとやっているそうです。

そしてチームのモデルとなるトップチームの試合をテレビで見ているから、イメージも沸きやすい。
海外の強豪チームはそういう一貫性をもってトレーニングをしているそうです。




長くなってしまったので終わろうと思いますが、勉強は楽しいですね!!!!
新しいイメージと共にまた精進していきます!!!!




by yokohamagsfc | 2017-07-20 12:04 | Comments(0)
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